売買や譲渡などで自動車の所有者が変わった場合には、新たに使用する地域を管轄している運輸支局で名義変更手続きを行わなければなりません。この手続きの正式名称は移転登録で譲渡証明書や新旧所有者の印鑑証明書、委任状や検査登録の証明書などが必要になります。譲渡証明書は旧所有者の実印が押印されている必要があり、印鑑証明書は発行日から3か月以内のものでなければなりません。委任状には新旧所有者の実印を押さなければならず、検査登録の証明書は期限が切れていないものが必要です。自分で名義を変更する場合は手数料納付書や納税申告書なども用意してください。
新しい所有者と使用者で名義が異なる場合は、使用者の発行日から3か月以内の住民票や認印が押印されている委任状を用意します。検査登録の証明書に記載されている旧所有者の住所と氏名が印鑑証明書と異なる場合は、住民票や戸籍謄本が必要になります。希望のナンバーや図柄がある場合には希望番号予約済証を別途提出します。希望番号予約済証はナンバーの申込手続きが完了した後に、運輸支局と隣接した建物にある希望番号予約センターで受け取ることができます。プロに任せる場合と自分で手続きを行う場合では必要書類が異なるので注意してください。