夏休みになると、家族と一緒に遠くに車でお出かけをする機会が増えることと思います。ショッピングや観光など、ドライブを楽しむ人が増えると、比例して多くなるのが「車上荒らし」です。短時間だからと車内に残していた貴重品やお土産などの荷物が盗難されることを言います。カーナビなど、車両のパーツが盗まれることも車上荒らしに含まれます。
荷物の盗難には保険が適用されません
車に乗るにあたっては、加入が義務付けられている自賠責保険に加えて、車両保険のような任意保険に加入している方が多いと思います。特に車両保険は、事故や災害で車に損害があった時に、保険料が支払われます。万が一を考えて、加入しておくことが推奨されています。
車両保険は、車が盗まれた時にも保険金が支払われます。ところが、「積載している荷物が盗まれた時」には保険金が支払われないことをご存知でしょうか?車両保険は、車載物の盗難は補償の対象となっていませんので、車上荒らしに遭い、貴重品やお土産が盗まれてしまっても、どうすることもできないのです。
中には、外出中に身の回りの品物が盗まれた時に、保険金が支払われる特約もありますが、こちらまで契約しているドライバーはそう多くありません。
せっかくの楽しいドライブが悲しい思い出にならないよう、車上荒らしには充分に注意して外出しましょう。
車上荒らしを防ぐには?

ここからは、車上荒らし対策についてお伝えします。車の中にいっさいの荷物を置かずに出かける…ということは現実的ではありませんので、できる限りの対策をすることが大切です。
誰でもできるのは、盗難防止ブザーを取り付けることです。自分で車に取り付けることができます。施錠した状態で車内から解錠した時や、鍵穴から解錠した時に、大音量のブザーが鳴ります。鍵を使わずに車のロックを開ける方なら、導入することをおすすめします。
併せて、防犯ステッカーを目立つところに貼っておくことも有効です。車上荒らしの犯人の心理として、できるだけリスクを下げたいという考えがあるので、「防犯装置作動中」の文字が目に入れば、犯行をやめる可能性が高いです。本物の防犯装置と併せて採用したいところですが、費用の関係でステッカーだけを貼っても、一定の防犯効果は得られます。
また、車上荒らしが起こりやすいのは、人気が少ない駐車場だと言われています。このことから駐車場選びも、車上荒らしを防ぐために大切と言えます。具体的には、利用する人が多い駐車場や、スタッフが常駐している駐車場を選びましょう。
横浜駅直結の地下駐車場は、500台収容できることから利用者が多く、さらに営業時間内は専門スタッフが常駐しています。安心して車を停めて、観光や買い物ができる駐車場です。
横浜駅直結の地下駐車場のホームページURL
https://www.yokohama-shintoshi.co.jp/parking/
車上荒らしはニュースの中での話で、自分達には関係ない…そんなふうに思ってしまう気持ちは分かります。しかし、現実として車上荒らしは存在します。万が一車上荒らしに遭った時は、保険による補償を受けられず悔しい思いをすることになりますので、しっかりと対策をしてください。